一場面小説

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君の口癖は心地好く【二箱目の煙草】

君の口癖は心地好く 僕はくわえた煙草を吹かしながら、空の煙草の空き箱を握りつぶして窓際のごみ箱に投げ入れた。 煙草の空き箱はごみ箱の縁に当たって床に転がり、そして散らかった部屋の一部になった。 僕はぼーっとごみ箱の横に転がっている...
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自堕落な僕の休日【二箱目の煙草】

自堕落な僕の休日 日曜日の朝。 と言っても時計はもう正午近くを指していた。 僕はベッドに寝転がったまま、ぼーっと天井を眺めていた。 くわえた煙草の先から紫色の煙りが真っ直ぐに天井の方へ上がっていく。 微かに揺れながら上がっ...