回顧録

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回顧録

彼女からどんな返事になったとしても、僕は彼女と出会えてよかったと思っただろう。

こともあろうか、緊張の糸が切れた僕は彼女の前で寝入ってしまっていた。 バーン!ドン! 急に外から大きな音が聞えてきた。 「ね、見て!花火が上がってるよ」 彼女の言葉に車の外に目をやる僕。 車の車窓越しにディズニーランド...
回顧録

時間の流れは決して同じではない。楽しい時間はより早く流れていくんだ。

30歳を過ぎたおやじが、堂々と手を繋いで女性と歩けるなんて。 せっかくの時間がもったいなから、ディズニーランドに入ろうという僕に、 「うん!」 彼女は微笑んで、僕に手を伸ばした。 僕は彼女の手を取って、ディズニーランドの門を...
回顧録

初めてのデートは、定番の場所だったけれど、一緒に過ごせればどこでもよかった。

僕と彼女の初めてのデートは定番なんだけど、ディズニーシーだった。 翌日は彼女とのデートだった。 この一日をとおして彼女に僕をしっかり見てもらおう。 昨晩は張り詰めた緊張の緩和から死んだように眠りについた僕だったが、やはり翌日はいつ...
回顧録

果たして彼女は、僕の第一印象をどんなふうに感じていたのだろうか。

女性と二人っきりで食事をしたことなんて、何年ぶりだっただろうか? 「お腹空いたでしょう、何が食べたい?」 ハンドルを握りながら、彼女が尋ねてきたが、僕は運転する彼女の横顔をボーッと眺めていた。 「あ、何でもいいよ」 極度...
回顧録

僕らは初対面だったけど、でも初対面ではないくらいお互いのことをわかっていた。

明日会う予定が、いきなりの予定変更に戸惑う僕。 長い道のりと電車の乗り継ぎという、普段は体験しないようなストレスと、明日彼女に会うという緊張に包まれた僕は、シャワーを浴びたあともホテルの部屋のベッドに横になったまま、ボーっとしていた。 ...
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田舎者の僕は、彼女の住む街まで行くだけでも、かなりの疲労感を感じてしまった。

もしかしたら、会う前に断られる場合だってあるのかも知れない。 僕は彼女の写真を見て固まってしまった。 「困った」 人間には一般的美的感覚と個人的美的感覚いうものがある。 一般的美的感覚からみると彼女は間違いなく「美人」の部類...
回顧録

文字で会話をしていた僕らは、自分のことを伝えることに限界がきていた。

僕からの「一度、二人で会おう」という申し出に対しての彼女の答えは? 僕は、この先も付き合うかどうかの判断を、一度僕に会って、僕という人物をちゃんとみて決めて欲しいと彼女に申し出た。 彼女は、 「そうよね」 「このままこんな関...
回顧録

心の距離はお互いに縮まっていたけれど、地理的な距離は思いのほか大きかった。

僕の告白に疑りの気持ちを抱えつつも、あっさりと返事は返ってきた。 相手のことを何も知らないのに、気持ちが傾いていた僕。 それはかなり不思議なことだった。 変な誤解が解けた僕は、職場の上司や同僚に何人かの女性を紹介をされたこともあっ...
回顧録

もしかしたら僕は、彼女の特別な存在になてたのかも知れないと思い込んで、つい告白。

そこは、慌ただしい日常から離れた、僕の心地好い場所だった。 久しぶりに掲示板に顔を出すと、メンバーが僕を心配していてくれた。体調崩したんじゃないかとか、子供が病気でもしたんじゃないかとか。みんなに変な心配を掛けて申し訳なかったけれど、何だ...
回顧録

父子家庭の僕は、誰かを好きになることに強い罪悪感を覚えていた。

名前も顔も年齢さえ知らない人を好きになってしまうこと。 回線の混雑と言うトラブルのおかげで、彼女(トピ主)と直接メール(PCのフリーメールのことです)のやり取りが出来るようになると、掲示板上では出来ない二人だけの会話が成り立ち始めた。 ...
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