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小学校のPTAの役員をどうにかして逃れる方法はないのだろうか。

回顧録

小学生の子を持つ親にはPTA活動というものが付きまとう。

最近はPTA自体をなくす小学校も出てきているとかニュースで聞いたことがあるが、父子家庭のお父さん方は、どんな風にPTA活動に参加されているかな?

長女が入学するときは、まだ父子家庭ではなかったけれど、もしかしたら学年が変わるたびに、どうやってこの大役から逃れようかと頭を悩ませるお父さんも少なくはないかも知れない。

ところで、PTAの役員さんはどうやって決まるのかご存知だろうか?

僕の地元の小学校では、たとえば、新入学の1年生の場合は、担任の先生が1学期の最初の学級PTAの時までに、クラス名簿から役員を引き受けてくれるような親を探して、学級役員を引き受けて欲しいと依頼の連絡をしてくるのだ。
先輩のPTA役員さんから引き受けてくれそうな親の情報を聞き出したり、幼稚園や保育園の時に役員を引き受けてくれていた親の情報を手に入れたりと、小学校1年生の担任の先生は、新学期のこの業務に頭を抱えているらしいとも聞く。

対する僕ら小学校新入学の子供の親たちは、その依頼からどう逃れるか、気が気じゃない。
なぜなら、僕の地元の小学校では、一度でも役員を引き受けてしまったら、大概、翌年も頼まれ、更にその翌年も頼まれ、その翌々年も頼まれて、という具合に、まるで自動継続の契約のように、PTA役員の役職が続いていく。

なので、子供が1年生の時に役員を引き受けてしまうということは、それはすなわち6年間の役員を引き受けることを了承したものとみなされてしまう恐れがあるのだ。
更に最悪の場合、それは中学校まで引き継がれることが多分にあるため、へたすると子供の義務教育が終了するまでPTA役員を続けなくてはならないという危険性をはらんでいる。

僕の先輩には5人の子供がいる方がいて、最後の子が義務教育を修了するまでに、20年間近くPTA役員をやり続けた(させられた)猛者がいる。その先輩は、運動会や入学式、卒業式で、ずっと父兄代表やらPTA会長の挨拶をやり続け、PTAのドンという異名まで授かっていたという。

恐ろしや。

もちろんこれは、僕の地元の小学校でのことで、大概の学校は小学校から中学校までの9年間の義務教育中に1度だけ役員をやればいいとか、上の子のときに役員を引き受ければ、下の子が学校に入学したときは優先的に免除されたりするなど、親たちにまんべんなく役員を担ってもらうように配慮しているところの方が多いとも聞く。

 

この学級PTAがまでの時期、夜間にかかってくる電話に、僕は怯えていた。

 

 

担任の泣き落としに負けて引き受けざるを得なかった。

僕の場合は、PTA役員の依頼がくるであろうことは予期出来た。
なぜなら、長女が幼稚園に通っているときの2年間、既に幼稚園の父兄会の役員を引き受けてしまっていたからだ。

学級PTAの案内が届いたころから、夜間の電話にびくついていた。
自宅の電話の線を抜いておくという作戦もあったが、仕事の緊急連絡が入る場合があるから、さすがにそこまでは出来なかった。(その頃、ポケベルが最前線で、まだ携帯電話という文明の利器は普及してなかった)

そしてある日の夜、

僕が風呂に入っているときに、担任からの電話は入った。

「ちちー、せんせいからでんわだよー」

湯船に浸かっている僕に、娘の桜が電話の子機をわざわざ持ってきた。桜にしたら、夜に担任の先生から電話が入ってきたことが、嬉しかったのかも知れない。

「Yesの返事がもらえるまで絶対に電話は切りませんよ」

と、まるで脅しのような担任からの役員就任の依頼。いやいや僕が切っちゃうかも知れませんけど。
そんな就任依頼を、あれこれと理由を付けて断わるが、担任の女性の先生は「お願いします」を繰り返し、最後には涙声での泣き落としで攻めてくる。そんなやり取りの中、長風呂でのぼせたことによる、判断力低下で僕は「Noと言えない日本人」になってしまっていた。

 

担任が男だったら、僕は泣き落としにも負けなかったかも。

 

 

父子家庭になっても役員から逃れられなかった。

娘の桜が2年生に進級したとき、もちろんPTA役員も繰り上がってきた。

まだ息子の幹は4歳になったばかりで、幹の幼稚園の世話もあったし、それより何より父子家庭になったことで忙しさが増した。そのことを理由に小学校のPTA役員の継続は断ろうと思っていたが、僕の地元の小学校のPTA役員の慣習は、それほど甘くはなかった。

「母子家庭でも頑張ってくれてるママさんがいるから、大丈夫ですよ」
「ひでじさん、今年もよろしくお願いします」

桜の2年生の担任の先生は、僕からのそんな相談にそっけなく答えた。

そうなのです。僕の地元の小学校では、父子家庭になったことなんかじゃPTA役員を断る理由にはならず、本当に自動更新のように、そして当たり前のように、僕は毎年PTA役員をやり続けることになった。

 

僕の地元のPTA役員の慣習は、父子家庭には厳しかった。

ただし、そんな厳しいPTA役員慣の慣習ではあるが、逃れられる場合が一つだけあるのだが、
それはまた、後ほど。

 

 

コメント

  1. milkey より:

    ひでじさんこんにちは。もうすぐ幼稚園の保護者総会があります。幼稚園で役員しちゃうと危険そうですね……。とても貴重な情報ありがとうございます!

  2. ひでじ ひでじ より:

    milkeyさん、こんばんは。

    地域によって役員の選出方法は違うと思うけれど、僕の子供らの学校や幼稚園では、自動更新で引き受けざるを得ない状況でした。
    幼稚園の役員は大変だったけど、その分楽しいことも多かったよ。

    クリスマス会でサンタ役をやったときがあって、子供の隣りで記念写真まで撮ってあるんだけど、それは未だに僕だとバレてないのが笑えたり。

    小学校の役員はかなり大変でした。
    それはまた記事にして書いてみようかなと思ってます。