子供らを寝かしつけたあとの一人の時間に、何とも言えない不安を感じていた。

回顧録

子供らの寝息を聞きながら、僕は不安と戦っていた。

父子家庭のパパさんたちや母子家庭のママさんたち。
子供らを寝かしつけたあとの一人の時間に、大きな不安に襲われてしまったことはありませんか?

仕事から帰って、夕食の準備や後片付け、洗濯や子供らの学校や幼稚園の準備。1年生の娘の宿題や提出物の確認。そして子供らを寝かしつけて明日の準備やらをやり終え、一息つくと、時間はもう日付が変わる頃になっていた。
それからが、やっと自分の時間になる。

きっとどこの父子家庭や母子家庭のお宅もこんな感じなんじゃないかな。
あの頃は、身体が二つ欲しいと本気で思ったものだった。

そして子供らの寝息を聞きながら、一人の時間を過ごしていると、何とも言えない不安感に襲われる。
いろんな不安と寂しさが織り交じった例えようもない感覚だ。
それは恐怖にも近いものでもあった。
父子家庭の僕がこれだけ不安を抱えてしまっていたのだから、逆に母子家庭のお母さん方の不安は計り知れないものだろう。

そして、子供の前や周囲の人の前でどんなに平気な顔をしていても、子供らを寝かしつけたあとの一人で過ごす時間に、不安を抱えることがなかったひとり親の方はいないだろうと思う。

 

不安と戦っていた僕がいたね。

 

父子家庭の具体的な不安(悩み)ってなんだろう。

平成18年度全国母子世帯等調査結果報告ー21ひとり親世帯等の悩み等にある調査結果によると、ひとり親の悩みは以下の通りとなっている。

ひとり親等の困っていること(平成18年)
順位 母子家庭の場合 父子家庭の場合
1位 家計 家計
2位 仕事 家事
3位 住居 仕事
4位 自分の健康 住居
5位 家族の健康・介護 自分の健康

母子父子ともに家計の悩みは大きいようで、これはひとり親の子供ついての悩みの1位が母子父子ともに「教育・進学」となっていることから、子供の教育に関しての経済的な負担が、ひとり親共通の悩みになっているようだ。
そして、母子家庭では困りごとにあげられない「家事」が2位になっていることから、父子家庭の家事は大きな悩みの一つだと言える。母子家庭においては2%に対し父子家庭では家事に対する悩みが27.4%となっていることから、その悩みの大きさが見て取れる。

でも、こんな厚生省がアンケートを取るような具体的な悩みは、母子父子家庭でなく、両親揃った家庭でも同じなんだと思う。
たぶん、母子家庭や父子家庭、ひとり親家庭が抱える不安(悩み)って、それを相談する相手がいないことが、一番の悩みで、不安をかき立てる要因なんじゃないだろうか

 

一人で悩むことが、不安を大きくするんだよね。

 

父子家庭の不安を解消するには。

父子家庭に限らないけれど、相談できる存在を見つけることが大事じゃないかな。
きっと子供らが大きくなれば、その役目を果たしてくれるかもしれないけれど、子供らが小さいときは、不安にさせてはいけないと、何でも一人で抱え込んでしまうもの。

特に男親は、男の意地みたいな変なプライドや恥ずかしさが邪魔をして、周りに相談なんてできなかったりする。僕は、それこそ変な意地を張っていたし、何よりも友人が少なかったから、話しを聞いてもらえるような相手がいなかった。
不安で圧し潰されそうな、眠れない日々を過ごしていた。

誰かに話してたからって、簡単に解決できるものじゃないけど、聞いてもらえるだけで、それだけで少し気持ちが軽くなることってあると思う。

 

抱え込まないことが大切だよ。

 

 

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