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離婚した父親が子育てに一所懸命になる姿は、変な誤解を生むから気を付けろ。

回顧録

僕が離婚したときの友人たちの反応。

僕は離婚したことについて自分からはあまり大っぴらに話すようなことはなかったが、徐々にそれも自然に周囲に周知されていった。
僕の離婚を知った職場の人や友人たちはかなりびっくりしていた。

「何で?」

「どうして?」

僕ら夫婦は周りからすると以外に理想的な家庭に見えていたようだ。別れる2年ほど前から夫婦の関係性は崩れていたけれど、見事な仮面夫婦ぶりだったのかも知れない。

離婚の原因を聞かれると僕は決まって、

「僕が悪いことでもしたからなんじゃない」

と理由をはぐらかすような返事を繰り返した。

職場の人はどうだったのか知らないが、結婚する前の軟派な僕を知る友人はそんな僕の返事に、離婚の原因は当然「僕の浮気」だと思ったようだ。僕も特に弁明もしなかったので、たぶん今でも友人らの中ではあの離婚は、僕の浮気が原因で離婚に至ったという間違った原因説が定着している。

それに対し別に弁明してもかまわなかったのだが、妻に浮気されて離婚に至るより、夫の浮気で離婚に至る方が、なんか自然に思えて、あえてそんな離婚原因説を訂正はしなかったし、いまもそのまま放置している。

それは、もし妻の離婚で離婚したことが周囲に知れれば、きっと周囲から妻に対する悪口が子供らの耳に入るかもしれない。僕が直に子供らに悪口を言うならかまわないが、第三者から変なふうに誇張された悪口を子供らに伝えさせたくなかった。

きっと子供らにとってはいい母親だったかも知れないと思ったりするわけで、そんな存在であったであろう母親の悪口を子供らは他人から聞くのはかなり嫌だろうし、僕自身が子供らに聞かせなくなかった。

だから僕は自分の身内(両親や兄弟姉妹)にも本当の理由は伝えていない。
優しかった母親としての記憶を子供らには持っておいて欲しかった。だから僕の口からも子供らに対して母親の悪口を伝えることはなかったし、もちろん今でもそうだ。

本当の離婚の原因を知る旧知の友人は僕のことを大馬鹿者だと言ったけれどね。

 

そんなわけで、

僕は未だに浮気者のレッテルを貼られている。

 

僕の別れた妻を責めない態度は変な誤解を生んだ。

離婚してからの父子家庭生活は思ったよりも大変だった。
僕は大学生の頃4年間自炊していた経験もあるし、もともと将来は調理師になりたかったこともあって、調理はもちろん家事についても、自分で言うのも何だがそこらの奥様方より出来る方だと自負していた。

それでも、一人で二人の子供を育てていくのは苦労や失敗の連発だった。
そんな子供二人との父子家庭生活に必死になっているから、僕がいくら独身になっているとはいえ、一向に浮いた話しなど出るわけがない。

一人親家庭を経験されている方ならご理解いただけると思うが、子供が一番の生活になると二番目はない。当の本人である自分さえも二番目に序列はしない生活になってしまう。そんなさなかに女性とのお付き合いなどできようもない。

それに、バツイチ子持ちでの恋愛なんて僕は父子家庭になったときから諦めていた。

そんな生活の中で、離婚して1年くらい経とうとしても、僕が一切別れた妻の愚痴を子供らにも周囲にも漏らすことがないく、新しい彼女を作ろうとする行動をするわけもなく、ひたすら子供らとの生活を続けていることで、僕がまだ別れた妻に未練を持っているという誤解を受けるようになった。

 

とんでもない。

 

 

それは僕にとって非常に迷惑な誤解だった。

僕の職場の仲間や友人、そして身内さえも僕が別れた妻に未練があり独り身を通しているんだと、変な、というか、非常に迷惑な誤解が周囲に蔓延していた。

子供との生活に一所懸命でそんな余裕はなく、たまに女性から食事や飲み会に誘われても、断ることがほとんどだったことも災いしていたのかも知れない。
だからといって、そんな未練がましい男に見られてしまうのは憤慨だった。

離婚した父親が、子育てに精一杯になって浮いた話しの一つもない場合は、未練がましい男だと勘違いされてしまうから、

 

気をつけろ!

 

 

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